さあ、いよいよ本題に入りますよ。
野菜ジュースに関心を持つ男性は、現実に多い。店舗に立って宣伝販売していると、はっきり感じる。
こちらの宣伝トークを聞くまでもなく、ジュースの容器を手に取って入っている野菜の種類や1日の摂取量を確認したり、冷蔵しないといけないのかどうか尋ねてきたり。
では、彼らは野菜ジュースが好きなのかと言うと、必ずしもそうではない。
むしろ、「あまり気にいった味ではないが、まあ全く受け付けない味ではないし、飲むだけで野菜が採れるからなあ。身体のためだ」と、この程度の理由で興味を抱くのだ。
まあ、わかりますわな。
「外食は野菜が少ないから自炊しましょう」と言われ、「今日日は袋から出したらすぐに調理できるカット野菜も売っているんですよ」と背中を押されても、それでサラダなり野菜炒めなり作るのは、忙しい時や疲れている時には面倒くさいものだ。
後片付けをするのも億劫。
と言って、野菜の惣菜は値段が高いし、時間が経っていると味もイマイチになっている。
そこへいくと、野菜ジュースとやら、コップについでグッと喉に流し込むだけで、ホウレンソウだのニンジンだのの野菜が採れるとうたっている。