ユニクロに思う

怖い夢をみたので邪気払いに、と言うわけではないが、仕事で着る服を買うため、ユニクロに自転車を走らせた。

仕事用の黒スラックスと白シャツをそれぞれ二枚ずつ。ついでにセールをしていたトレーナーを一枚(こちらはプライベート用のやつだ)。しめて五枚。これだけで、福沢諭吉以上の金額が飛んでいった。

まあ、ええか。仕事着も普段着もまずは耐性が大切で、その点、ユニクロは安心できるからねえ。縫製が実に丁寧で、四年五年と着てもボタン一つとれないし、何かに引っ掛けたりしない限り糸がほつれてくることもない。家事も含めたワーキングウェアには最適なアイテムが揃っていると感じる。

このユニクロ。安物だ、画一的だ、はたまた会社自体がブラックだ何だと叩かれても、今や日本の衣料生活に欠かせない存在となっていることは、周知の事実。
今後もそうであり続けるだろう。
実際、ユニクロがなくなったら、困る人は多いんじゃない?

何故か?
ユニクロに変わる衣料メーカーが他にないからだ。
日常生活に本当に必要な衣料を、リーズナブルな価格で、かつ、縫製も含め高い品質で提供する。
消費者の要望と見事にマッチしているのだ。

食料品をメインに展開するスーパーマーケットも、本来はこうでなくっちゃ。
単に低価格を打ち出しても、それは、お客さんのニーズに合っているようで実際は必ずしもそうでないケースが、現状ではとても多い気がする。