「掃除が苦手な人はいない。正しいやり方と手順を知らないだけ」のコンセプトは他の事にも応用出来る。

とある清掃会社のトレーナーが、「宣伝販売の仕事のかたわら、うちの仕事もせえへん?」と声をかけてくれたのに、現段階では両立する自信がなく、お断りした。
とは言え、人生、何があるかわからないもの。これもご縁だと、いただいた名刺は大切に保存している。

わずか十数分の会話ながら、私が彼女に抱いた印象は、「明るく、開放的で、頭の良い女性」。これである。
だからこそ、トレーナーにまでなれたのだ。

清掃の仕事に就いたきっかけは、確かに「親戚への義理立て」だったかも知れない。が、もともと好奇心や探究心の強い性格だったのではないか。
きっと、仕事を始めるや貪欲にスキルを吸収し、「どうすればもっとうまく作業が運ぶか」と、彼女なりに創意工夫も重ねたに違いない。

何より、おかしなプライドがない(先だって我がブログで紹介した、「これだけ稼いだらお米が買えるなどと考えながらパート勤めをしている主婦たちにショックを受ける。私は知的好奇心を満足させる仕事がしたい」とのたまう、大学院出で元キャリアウーマンの自称知的主婦みたいな)。
真実、自分に自信があるからだろう。

こういう人に出会うと、こちらまで人生に前向きになれる気がするね。
それに、彼女が教えてくれた、「掃除が苦手な人はいない。正しいやり方と手順を知らないだけ」のコンセプトは、他の家事や仕事、勉強にも応用できそうだぞ。