デモンストレーターが出来なくなったら?

ギックリ腰。重症ではないし、昨日ゆっくり休んだのでかなり回復されてきている。背筋が伸びるようになったしね。
とは言え、まだまだ。
仮に、「明日、仕事、出られませんか?」と打診があっても対応出来ないだろう。

一昨日の現場で、長い付き合いがある同業者に会った。
彼女、事故で背骨を強打し、半年ほど仕事を休んだ後、今年の春から復帰した。
後遺症からか、まだ少し腰が曲がった姿勢のまま、そこはベテランだからソツなく仕事をこなしているけれど、実は引退を考えていると言う。
「もうトシやしね」。

病気や事故でなくても、肉体は日々、必ず衰えていく。
デモンストレーターは、不特定多数の人々と接するゆえ、極めて高い割合で感情労働だが、同時に寒冷な現場に立ち続ける面で、極めて高い割合の肉体労働でもある。
いつかは、必ず出来なくなる。
そうなった場合の生活設計を、そろそろ考えていかねばならない。

年金がたっぷり出るとか、親が残してくれた資産があるとか、そういう人をのぞき、死ぬまで働かないといけない人は決して少なくないはずだ。