前の記事で、プロの掃除術は合理的かつ科学的な性質を持つゆえ掃除は一般に女性より「論理的」とされる男性の方が向いているはずで、これは掃除以外の家事にも通じていることなのではないかと書いた。
実際、何らかのきっかけで、掃除なり料理なりの家事に目覚めた男性のそれに対する研究心には驚くべきものがあり、創意工夫を重ねて発想に磨きをかけた結果、ビジネスにしてしまった人もいる。
「お一人様力」がつくのみならず、その「お一人様力」を利用して収入まで得るのだ。
ハッピーずくめだね。
「お一人様力」とは、けっきょく衣食住の生活面での自立も含め、自分で自分の面倒をみることが出来る力だと思う。
自分の考えを持ち、自分の言葉で発言し、自分の判断で行動する。
同時に、自分が着るもの、自分が食べるもの、自分が暮らす環境にも責任を持つ。
ここには、男性も女性も、そして、既婚者も未婚者も関係がない。
なぜなら、人は皆、いずれ「お一人様」になっていくのだからね。
「お一人様力」のある人が増えたら、世の中、ずいぶんと変わるのじゃないかしら。
そして、「お一人様力」が備わっている者同士だからこその、緩やかなネットワークが生まれる気がする。
