この国にはトシをとることにネガティブなイメージがある?

今日から連続で仕事。
ホンマ、稼がないといけない事情があるのだけれど、それを差し引いても、三月四月五月とスケジュールを入れ過ぎたね。
それも、手当欲しさの遠方が多い。

仕事を受けた時には、風邪がこんなに長引くとは想っていなかったし、まして中耳炎など、、、。
確かに収入は潤い、孫にピアノを買ってやることも出来たが、医療代と心身の不調からくるストレスを考えたら、どんなものか?

もっとも、仲良しの同業者がいつぞや言っていたな。
「トシとったら、人が行きたがらない遠方の現場を依頼されることが多くなった」。

行きたがらないのはなぜか? 交通の便が悪いからである。
1時間に一本どころか、1時間半、日にちによっては2時間に一本しか電車やバスがないところに、観光やハイキングならともかく仕事には、誰も好き好んで行かない。
「だから、仕事をもらいにくくなっているトシヨリに、、、」と、仕事を振る側はなるのだろうが、この発想からして明らかにおかしい。
本来なら、体力があり、心も柔らかい若い人ほど、こういう過疎地の現場に入り、視野と経験を広めるべきなのだ。

何か、この国にはトシをとることにネガティブなイメージがあるようだ。
よく聞く「このトシになっても使ってくれるところがあるのはありがたい」なる高齢者のつぶやきも、それを象徴している。

皆さん、冷静になってみて。
人は誰しもトシをとるのだよ。
体力は衰えていくのだよ。
その代償として、経験やら知恵やら得るのだ。
どうしてトシを重ねれば重ねるほど卑屈にならないといけないの?