昨日の現場で久方ぶりに会った同業者に
「体力も気力もある若い人こそ遠方の現場に行ってもらったらエエのに、何で我々おばさんにそんなトコまわすんやろ?」
と愚痴ったら、
「そら、若い人は嫌がって行けへんからやな、、、交通の便が悪いぶん、朝ははよ出なあかんし、帰りは遅くなるし。その点、トシヨリなら、年齢的にもう仕事は選べんやろと判断されているから、仕事打診しても受けてくれるやろと、派遣会社側は判断する」
と返ってきた。
ふうむ。でも、これって、一種のトシヨリいじめじゃなくて?
トシヨリいじめ(?)は、実は一部のスーパーにもある。
何年か前、ある現場に立っていた時のこと。通りがかった当店のパートさんの1人が私に声をかけてきた。
「よろしければ、おねえさんの所属している派遣会社の電話番号を教えてくれはらへん? 私、来年60歳で、いちおう定年やねん。65歳までは希望したら働けるんやけれど、うんと条件が悪なる。それくらいやったら、、、」。
60歳を過ぎたら雇用条件が悪くなる。同様の話は、他のスーパーでも聞いた。昼休憩時、隣に座ったパートさん同士がそのことを話題にしていたのだ。
「どうする? 60を過ぎてもここにおるん? 時給〇〇円に下がるで」
「うーん? でも今さら新しい職場に行くんもなあ、、、。そもそも求人があるんやろか、60でもエエよと言ってくれるトコ」
「ないわけやないやろうけど、1歳でも若いに越したことはない。やから、私、58の今から転職活動しよ思うてる。どのみち、パートには退職金なんか出えへん。58で辞めても60で辞めても同じや」
ううむ。この問題、奥が深くて、回を改めてまた話題にしたいと思う。