手には人となりが現れ?

あまり意識されることはないけれど、デモンストレーターにとって、手は重要なデモンストレーションパーツの一つである。
お客様の前で調理をする時、トレイに載った試食品をお客様に手渡しする時、販売商品を示したりする時、、、などなど、イヤでも手は目線を浴びてしまうからなのだ。

となれば、しなやかに弧を描いて空を舞う美しい手といきたいところだが、現実は厳しい。そりゃ、冷気が効いて空気も乾いた中で、手だけは剥き出しのまま、7時間も8時間も仕事をするんだもの。ダメージを受けないわけがない。
カサついたり、シワシワになったり、むくんで腫れたり、指先がささくれだったりひび割れたり。
末端冷え性の私は、特にこれらの症状がきつい。

どこの店だったか。
お客様の一人に
「まあ、おねえさん、何て可哀想な手やの」
と、突然に大仰なかけ声と共に両手を握られ
「苦労してはるんやね。でも負けたらあかんよ」
となぜか励まされ、一瞬、キョトーンとしたことがある。
すぐにわかったのだが、お客様は私の手を見るや、そのあまりの荒れように私が不幸な境遇に身を置いていると判断し、慰めの言葉をかけたのだ。
まあ、「手にはその人の生活が現れる」と言い、実際そうであることが多いからねえ。
つまり、ひいては、「女子力」も手に現れるのだ。

もっとも、私だって、こんな手になるまで何もしなかったのではないよ。
ハンドケアに関する情報をいろいろと集め、それなりに努力してきた。が、未だ良い情報を得ていない。

皆さんの中で、末端冷え性にも効果のあるハンドケアをご存知の方、どうか教えて下さいな。

写真は、今日の現場にて。

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