さて。仕事を通じてお目にかかった、「あの町この町その町の街中アート」の第2弾だよ。
今回は、山科駅前で毎年おこなわれる「山科駅前陶灯路」を紹介したい。
これは、京の伝統工芸である和ろうそくを、やはり京の伝統工芸の一つである清水焼の陶器に灯すイベント。
写真の通り、夜の闇の中に映る色彩は、例えば同じ赤でも昼間のそれとは異なり、見る者の想像を掻き立てる「余韻」がある。
仕事ばかりでなく、生きていくそのものの辛さをも癒すね。
灯って、それも人工の力を借りない昔ながらの灯って、迷っていた自分が元の場所に帰っていた、そんな気持ちにもさせるはず。