新型インフルエンザの影響で その3

 困った。本当に困った。

 昨日は、栄養ドリンクの試飲販売で、京都と奈良の境にある木津のドラッグストアに。
 デモンストレーションがはじまる三十分前の九時半頃、店に入店しようとすると、すで
に来ていたメーカーの営業マンに店先で呼び止められ、
「本部からの連絡で、インフルエンザの拡大に伴い、きゅうきょ試飲会は中止になりまし
た」。
 
 帰宅するやつけたテレビのニュース番組では、いきなり
滋賀県でも患者が発生」
 とのアナウンス。胸騒ぎを覚えた。
 
 案の定と言うべか。
 一時間後に派遣会社から電話がかかってきた。
 今日おこなわれるはずだった野洲でのステーキ、明日おこなわれるはずだった甲賀での麻
婆茄子、来週火曜日におこなわれるはずだった堅田での納豆。
 これら、滋賀県で実施予定だったデモがすべてキャンセルになったとの知らせだった。

 夕方、また電話のベルが鳴った。
 今週土曜日の松井山手での、そして、来週金曜日の京都市内での、レモンドリンクのデモ
が共にキャンセル。
 大幅な収入ダウンは避けられない。

 まあ、今期にいただいている仕事の過半数はペットフードのため、他の同業者に比べれば、
影響は少なくてすんでいるのだが、それでも痛い。

 早く落ち着いて欲しいと心から願う。
 マスコミも、少し配慮して欲しい。
「患者数は全部で何人になった」
 だの
「どこそこでも患者が発生した」
 だの、一方的に不安をあおる報道ばかりでなく、事実を性格に伝えるながらも、
新型インフルエンザとはどのような性格を持っているのか?」
「感染を防ぐにはどうしたらよいのか?」
「万が一、感染してしまったらいかなる処置をしたらよいのか?」
 など、具体的な処遇に対するノウハウを伝授してもらいたいものだ。