ふだん出来ないことをしよう

 年始に公開された映画「感染列島」をほうふつさせる事態になってきた。
 と言って、個人レベルでじたばたしても仕方がないし、職業を考えたら不必要な外出は避けた
方がよいに決まっているので、この際、気分を入れ替え、普段できないことをするとしよう。

・普段は手の届かない箇所を徹底的に掃除。暑くなる前に一度「小掃除」をしておくと、年末の
大掃除が楽になる可能性がある。掃除や整理整頓が大嫌いな私にはよい機会かも知れない。

・普段はほったらかしにしている化粧品の手入れ。パフ、チークブラシ、アイシャドウチップ、
ヘアブラシ。どれも案外汚れているものだ。汚れた用具で化粧をするとノリも今ひとつの上、吹
き出物の原因にもなり、仕事にもマイナス(一応は接客業)。

・普段は落ち着いて取り組むことが出来ない長編小説を読む。または、子どもの頃に熱中した本
を、もう一度。江戸川乱歩の少年探偵シリーズなんか、毒にならなくて、適度にスリリングで、
レトロ気分も味わえて、いいね。

・普段は忙しささで見直しをついおろそかにしている保険を徹底的に比較。先日、二年ぶりに医
者に行き、いろいろと考えた。年齢的なこともあり、医療保険をもっと真剣に検討しないと。マ
ネキンは想像以上に身体を酷使する肉体労働なのだ。

・普段は後まわしにしている、衣料や手紙、スクラップの整理をする。衣料の場合、喪服やコー
ト、テーラードスーツなどをのぞいて、三年間以上着ていない服は処分してもよいだろう。プラ
ス、仕事着のチェックと手入れをしよう。良い仕事は良い身だしなみから。

・普段は時間と手間がかかりすぎるゆえあまり作らない「凝った一品」を作る。これは、仕事に
大いにプラスになる。実は、仕事仲間からイタリア旅行土産にもらったバルサミコ酢がたくさん
残っているのだ。
 鶏ガラでスープをとったり、焼豚を作るのもいいかも。

・普段は気にかかりつつも連絡をとることが出来ない人々にはがきをだす。特に故郷に住む叔父
や叔母、いとこたち。仕事の関係上、何かあってもすぐには駆けつけられないため、その時にそ
なえての意味もある。

 やることはたくさんあるぞ。