揚げ物をさっぱりと

昨夜、今週末のデモメニューである鶏の唐揚げを、練習でつくってみた。
衣は片栗粉だけのレシピ。
サクサクして、とても美味。

とは言え、二個食べたところで、胃が訴えた。
「もういいよ」。

もっとも、こうも訴えた。
「酸味と合わせてくれたら、もう少し食べられるかも」
そうだよね。
酢豚とか南蛮漬けとか、そういう中の揚げ物なら、さっぱり感が加わるから油ものが苦手な人も抵抗が少なくなると思うよ。

ここで記憶に蘇った。
貧血に効果があるとされる鉄分を豊富に含むレバーがどうしても食べられない「超貧血症の私」に、結婚でイタリアに渡った友人が寄こしてくれた、レバーペーストのレシピ。
「こちらでは一般に作られています。ペーストにすると、レバーも食べられるのでは? 手間がかかりそうな印象を受けるかも知れませんが、いざ作り始めると、ミキサーを使うので思いのほか簡単ですよ」。

さっそく作ってみた。
おお! 食べられるじゃないの、レバーペースト。少しクセのあるその味は、やや無骨な風味のシンプルパンやクラッカーと実によく合う。
何より、絶対に無理だと思っていたレバーを食べることが出来た。

揚げ物も、調理の仕方や食材との組み合わせによっては、胃に負担を感じることなく、さっぱりとした味わいとなり、楽しめるかも知れない。