暴露ものにはしない。
変に人情ものにもしない。
活字だけで勝負(そのため、会話や情景描写などの臨場性を増す、リズミカルな文章を心がける。人
の心を動かし、強く記憶に残るのは、言葉だ、やはり)。
最終的には奉仕。
「奉仕のない人生に意味はない」
との理念のもと、長年、悩みを持つ人を自宅に招き、おむすびでもてなしながらひたすら話を聞く。
「ああしなさい、こうしたら、とか、一切言いません。ただ聞く。最終的に決めるのは本人ですから」
本当に、本当にその通り。
もっとも、これはなかなか出来ないこと。
人間は、基本的には自分の考えをおしつける生き物だからだ。
マネキン体験談から何かを感じ取ってくれたら、私はそれでよいと思う。
極端な話、収入はなくてもいいわけ。
ものを書く人には理屈っぽい人が多いので、どうしても自説を推さんばかりの文章を書きがち。
これは気をつけないといけない。