必要なのはコントロール能力

飲酒ひき逃げ事件で裁かれた元モーニング娘。吉澤ひとみ。証言台に立ったご主人の話では、事件前は毎日キッチンで飲んでいたと言う。

彼女が、どんな種類の酒をどの程度飲んでいたか、わからない。
ただ、アルコール度や酒量には関係なく、「毎日飲む」ところに私も共通点があるし、ゆえに、依存症になりうる可能性もなきにしもあらずと戒めている。

職業柄もあり、酒の味がわからないわけではなく、いい酒は少量で満足することを知っている。
ただ、普段飲んでいるいいちこに「風味」を求めることはない。
全身を弛緩させ、心までもフワーとさせる、あの感覚を求めている。
リラックス感と高揚感ね。

吉澤ひとみも、もしかして、本当に求めるものはお酒以外のものだった?
まあ、彼女の場合、初めて飲んだ泡盛に「美味しーい」と舌鼓を打ったくらいだから、お酒の味自体も好きなのだろうけれど。

ちなみに、作家の森瑤子も、専業主婦時代、「妻と母親以外の私は誰なの?」と悩み、そのストレスからワインを飲み過ぎて胃潰瘍になりかかったと、エッセイにはっきり書いている。
こちらは承認欲求ね。

幸い、森瑤子は作家となり、承認欲求をワインに求めなくてもよくなった。
とは言え、誰しもが彼女みたいなわけにはいかないよね。

となると、必要とされるのは、コントロール能力?
次回は、この問題を考えみたい。

写真は、府立植物園での一景。
豊かな自然に触れると、安酒なんかなくても、十二分にフワーっとさせてくれるね。

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