印象深い現象や体験に接すると人は疲れを覚える〜映画「グロリア」。

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(注)2021年12月4日に書いた記事。

 

昨日は、午前と午後、2度も風呂に入り、TSUTAYAのネットレンタルで借りた映画(カサヴェテス監督「グロリア」。1980年、アメリカ)を観た後、コンビニおでん(大根、こんにゃく2種、練り物、昆布、卵、ちくわ)を焼酎と共に流し込んでいたら強烈な眠気におそわれ、そのまま今朝の6時まで床にいた。
途中で目覚めることなく、夢もみない、正真正銘の「爆睡」だった。


一般に、印象深い現象や体験に接すると、人は良い意味でも悪い意味でも疲労を覚える。
よく、
「美術展で名画と向かいあっていると全エネルギーを吸い取られたみたいでクタクタに疲れた」
という話を聞くが、あれと同じだ。


「グロリア」が、映画史の流れや映画学の理論上からみてどうかはさておき、大衆的な面白さというか視聴者受けする点では、間違いなく「名作」の部類に入る。
とにかく、こちらを飽きさせないからねえ、、、まあ、ストーリーの性質上、スピーディな展開になるのはやむを得ないし、そのぶん変化もつけざるを得ないので、結果的に
「観る者は飽きるヒマもないわなあ」
となってしまうのだけれど。


それにしても、ざっと40年も前、アメリカでは既にグロリアみたいなタイプの女性がヒロインになり得たことを考えれば、日本はやはり女性に対してキツい国だとあらためて認識した。


写真は、その「グロリア」(動画配信/Filmarksより)。