朝、起きたら、パジャマの上衣に血痕がポツポツ。アトピー性皮膚炎が再発しているのだ。やばいなあ。悪化させないようにしないと。
アトピー性皮膚炎の辛さは、見た目もあるけれど、それ以上に痒みが辛い。
ゲリラ雨のように襲ってくるそれは、時に夜も眠らせないほど強烈なのだ。
振り返れば、これとも長い付き合い。ミュージシャンのダイヤモンド・ユカイが50歳を過ぎてからアトピー性皮膚炎を発病したとラジオで告白していたように、私も中年と呼ばれる年齢になって症状があらわれた。
原因に思い当たる節はない。
医師に診てもらってもよくならないし、何より塗り薬に含まれるステロイドが怖くて治療を中断。
と、その時期、たまたま塩を入れたお風呂に入る機会があり、あらら、あの半端ない痒みがその晩からピタリと止まったのだ。
感激した私は、以後、「伯方の塩」などの自然塩を用いた塩浴を始めた。
何の、塩に少量の水を加えて塩ペーストを作り、患部に塗ってしばらくおくだけ。
この極めてシンプルな療法は、しかし、私に合っていたのだろう。
痒さから解放されると同時に、皮膚もどんどんきれいになっていった。
とは言え、体調が悪かったりストレスがたまったりすると、また悪化するのだけれど。
この塩浴。同じくアトピー性皮膚炎に悩んでいる仕事仲間に教えてあげたら、残念ながら彼女は全く効果がなかったそうな。
まあ、人の身体はそれぞれ違うからねえ、、、身体を作る食事や生活様式も含めて。
ヒトのカラダは不思議の塊(かたまり)。Aさんにとって良い療法がBさんにとっても良いのかというと、決してそうとばかりは言い切れないのだ。
写真は、華岡青洲考案の皮膚軟膏。火傷やあかぎれその他に効能が認められるそうだが、アトピー性皮膚炎にはどうかな?
少なくとも、ステロイド入り軟膏のような副作用はないだろう。