草の根マーケティング

昨日、御霊神社からてくてくと歩いて北大路ビブレに。
 マネキンは二人来ていた。

 少ない。
 数年前なら、GW中は何人も立っていた。
 やはり景気が響いている。

 もっとも、そういう不景気だからこそ、逆に草の根的なマーケティング、すなわち試食販売が必要と
されると思う。

 やや話はずれる。
 ある音楽系のサイトに載っていた。ミュージシャンも最近はネットの普及でCDの売上が大幅に落ち
ており、頼みのコンサートも、大きな会場でドカーンとやるより小さなクラブで内輪的にする方が、
ミュージシャン本人の懐への身入りは大きいと。
 確かに、大会場は、設備費からして大変。スタッフ数も半端ではないから、人件費もかさむしね。
 宣伝費もバカにならない。

 これと同じことが食品の流通界にも言えるのだ。
 テレビコマーシャルを打つメーカーが少なくなったのが、その一つの現れ。
 TVCM制作には、タレントの出演料も入れると、億の金がいる。
 それだけ金を使って、その商品が大ヒットしても、当面は赤字。
 減益でほとんどのメーカーの台所か苦しくなっている現在、どこもそんなマイナス因は背負いたく
ないだろう。

 地道にコツコツと、口コミでしわっと広がる試食販売を、メーカーはもっと活用したらいいのにと
思う。