塩風呂効果~冷え性とアトピー性皮膚炎

いやー、感激ものである。
塩風呂に入り始めて一週間と少ししか経っていないのに、こんなに冷え性の症状が改善されるとは!
おまけに、冷え性と同じくらいに苦しめられてきたアトピー性皮膚炎の方にも効果アリとは、嬉しいオマケ。

物語は、先だって非常に寒気のきつい現場に立って体調を崩してしまったことを、後日ちがう現場で会った仕事仲間にこぼした、その時に始まる。
私の愚痴を聞いた彼女は、即座に塩風呂を薦めた。
「何のことはない、普通の風呂に塩をひとつかみ入れて、額が汗ばむまでつかるだけ。でも、しんからカラダが温まるというか。私も重度の冷え性だけれど、これでずいぶん良くなったよ」。

なるほどね。塩の効能は、殺菌その他、古代より知られているところだが、冷え性にもバッチリなのか。こりゃ試してみようと、その夜、さっそく塩風呂に入った。
ホカホカ。ホカホカ。彼女が言った通り、カラダの内側からじんわりしてくる。まるで、仮死状態にあった細胞が息を吹き返し、再び陽気に踊り出す。そんな感じ。
風呂からあがってもなお、カラダは火照っている、、、防寒用の下着をつけているみたいに。

ここから、嬉しいオマケもついてきたのだ。
風呂上がりの直後こそ塩の刺激が多少のこっていたものの、しばらく経つと落ち着く。
その時点で気付いた。
「あれ? 痒さが少しもない」。
痒さ。何の痒さか?
アトピー性皮膚炎の痒さである。

アトピーアトピー性皮膚炎を患ったことのある方なら、身にしみてわかっていただけると思う。
あの痒さ。
大袈裟ではなく、痒くて、痒くて、痒くて、気も狂わんばかり。ひどい時には、夜も寝られない。
当然、引っ掻く。
血が流れる。
それでも掻かずにはおれない(だから、ますますひどくなる)。
その強烈な痒さが消えていたのだ、、、たった二十数分の塩風呂のおかげで。
しかも、効果は翌日の夜になっても持続中。
ステロイド入りの軟膏はほんの二、三時間しか効かないのに。

冷え性にもアトピー性皮膚炎にも即効だった塩風呂。
以後、はまった。
一風呂ごとに、カラダはどんどん軽くなり、ココロもキラめいてくる。
だって、あの冷たさと痒さから解放されたのだから。
ネットの医学サイトで検索してみても、冷え性アトピー性皮膚炎への塩効果は、多くの人が体験しているようだ。
あと、水虫にもいいみたいだね(真夏でもタイツやブーツを履くこのご時世。女性の中にも悩んでいる人はけっこういるそうな)。

私と同じ冷え性アトピー性皮膚炎に苦しんでおられる方、ぜひぜひ塩風呂に入ってみて下さい。
ただし、塩は自然塩のものを(「伯方の塩」や「瀬戸のほんじお」で十分)。
そして、塩風呂の後はしっかりと浴槽を洗うこと(塩分が残っていると浴槽が錆びてしまう)。