お塩さまさま~食べ物の美味しさは塩加減で決まる。

繰り返す。
ほんのひとつまみの塩を加えた湯につかるだけで、積年の冷え性アトピー性皮膚炎の症状が改善されるなんて、我が人生にとっては革命的な出来事。
真実、「お塩さまさま」と、ひれ伏したいところだ。

と、ここまで書いてきて思い出した。
一ヶ月半ほど前にデモした、塩分ゼロのそうめんと塩分ハーフの麺つゆのこと。
どちらも、まあ、何と言ったらよいか。
確かに、「健康上の理塩分をコントロールしましょう」との呼びかけは近年ますます声高くなっているから、その意味では二つとも「時流に乗っている」んだろうが、それを承知であの味はねえ、、、。
自分でも試食品を味見してみて、首を傾げっぱなしだった。

とは言え、腎臓病など、塩分を厳しくコントロールしないといけない環境にいる人たちは、来る日も来る日もあのような味の食事をとっているんだろうな。
正直、食べる楽しみがなくなってしまうのではないかと想う。
いや、人間は習慣で生きるところがあるもの。毎回あの味をとっているうちに慣れてしまうのかしら?
そう言えば、塩分ゼロのそうめんをまとめて買って下さった奥様が話していたな。
「主人は、舌の病気を患って以来、とる塩分は必要最小限。最初は抵抗あったみたいだけれど、すぐに少しでも塩気があるとキツがりだしたわよ、、、」。

塩のとり過ぎは、確かによくない。
同時に、塩のとらなさ過ぎもまた、普通の日常をおくる人間にとってはよくない。
食べ物の美味しさは、塩加減で決まるからね。
この点でも、塩はやはり「お塩さまさま」なのだ。