店に着いて思い出した。ここ、十年くらい前の秋、キムチ鍋のデモンストレーションで来たっけ。
あの時は、京都からはJR一本で王寺まで行き、近鉄生駒線に乗り換えて平群へ。そこからバスに乗った。
今回は、台風の影響でJRのダイヤに遅滞が出ていたため、京都から近鉄線を利用するルートに変えた。
問題はバス。
携帯で検索したら、「最寄り駅の平群駅より徒歩八分」と記載されていたので、カートを引いていることを考えても歩けないことはないが、何せ台風が来ているからねえ。
仮に暴風雨だったら、そんな中、カート持参ではキツイわ、、、。
と案じていたら、メーカーさんより、「その際は行きも帰りもタクシーを使ってくれて結構です」と許可が降りたとの、派遣会社よりのメール。
ホッ。これで安心して現場に向かえる。
いざ、平群駅に降り立ってみれば、あらら、曇天の中にもうっすら陽が射しているじゃないの。
風も爽やか。
初秋特有の、湿り気を残しながらも、はっきりと夏は終わったと認識させる風。
駅員さんに現場への行き方を聞き、向かう途中、心より思った。
「ここ、エエところやん。山あり川あり田畑あり石碑あり。ハイキングにも古墳散策にも持ってこい。こんなん、実際に歩いてみんと、わからへん。前回、なんでバスで行ったんかな？ 」。
写真は、仕事を終え、近鉄生駒線平群駅に行く途中での写真。
台風は近畿で暴れまわっていたけれど、生駒の山々に囲まれた平群では、雨程度。
平群町の皆さん。昨日は、複数の方に方向音痴のわたくしメに店までのルートを丁寧に教えていただき、感謝しております。
また、店舗に来てお買い上げ下さった方々、ありがとうございました。
こんな日だから、よもや売りゼロかと想うこともあったのに、、、。
京都内陸部の綾部市や、大阪南部の八尾市同様、奈良県生駒郡平群町のファンになりそうだ。
ちなみに、綾部も八尾も平群も、そこに住んでいる人から、過去、
「うちんとこはエエねんでー」
と、聞かされた。
その時は気にとめなかったのに、記憶の隅に残っていた。
人生、こんなものか。
