掃除を楽しくする遊び

掃除を生業(なりわい)とする人たちがネットで明かしている、プロならではのテクニックをクリッピングし、それらを整理して自分のために「掃除マニュアル」を作成した経緯(いきさつ)は述べた。
その際、私は全くの思いつきで、ある「遊び」を取り入れることとしたのだ。
それは、掃除をしながら、その掃除をされる対象物に話しかけること。
口に出さなくても、心の中で、「きれいになあれ」「いつもありがとうね」「気持ちいい?」などと、言葉で働きかけるのだ。

もしあなたに、犬なり猫なり鳥なりうさぎなりのペットがいたのなら、わかっていただけると思う。
ペットをブラッシングしたりあやしたり食べ物を与えたりする時、意識的にしろ無意識的にしろ、いろいろ話しかけていない?
あれと同じ。

どんなペットでも話しかけると反応するように、扉だって便器だって壁だって、また冷蔵庫だって換気扇だって鏡だって、声にあらわさないにしても気持ちで言葉をかけられれば、向こうも声や仕草には出さない(出せない)が喜ぶはず。
言霊はモノにも宿ると言うからね。

この「言葉かけ」も掃除を楽しくする一つ。

それにしても掃除って奥深い。
正しい掃除のやり方と手順を探求しているうちにわかってきたのだが、基本的に「禅寺の掃除」に通じるものがある。