人に夢を与える衣料品や化粧品の販売員に中高年が少ないのは何故?

ガードルを変え、体調が戻ってきた。
背痛もなくなり、恐らくはそこからきていた軽微な腰痛や肩こり、さらには気分の抑うつももちろんなくなり、快適そのもの。
かくも下着が人体に与える影響は大きいのだ。

それにしても、今回、応対してくれた店員さんが同世代でよかった。
自身でも気持ちがわかるのか、親身になって話を聞いてくれたし(営業や販売職は聞き上手でないといけないと思う。なのに、特に営業をしている人の中には一方的に商品の宣伝ばかりをする人がいる。私の体験では、保険の電話営業員にそのタイプが多い)、下着のアドバイスのみならず、体型つながりで、我々熟年世代の運動についてもいろいろと教えてくれた。
「日常生活の中にさりげなく運動を取り入れるのが一番無理がないですね。エレベーターやエスカレーターを使わず階段をのぼるとか、一駅や二駅くらいの距離なら歩くとか。あと、お休みの日に、ピクニックかハイキングのつもりでタウンウォッチングをするのもいいですよ」。

そうだよね。ふだん運動をする習慣のない人が「痩せねば」と一念発起してスポーツクラブやジムに通い始めても、張り切ってトレーニングに励むのは最初のうちだけという人は少なくない。そもそも仕事が不規則な我々。トレーニング日に「急な仕事が入った」の「昨日の現場が遠かったから今日は家でゆっくりしたい」の何のと、図らずも休んでしまう頻度はかなり高いと思う。
こうなってしまうと、毎月毎月、会費だけ払い続けることになる。

さて。あらためて疑問を呈す。
下着も含めた衣料品や化粧品の販売員に中高年が少ないのはなぜ?
おしゃれをしたい願望に年齢は関係なく、体型が崩れようが、顔にシワが刻まれようが、髪が薄くなろうが、きれいでいたいのは、老いも若きも同じ。さればこそ、俗に「おばあさん」と呼ぼれる年齢になっても女性は服売り場に足を運ぶし、化粧もするし、美容院にも行くのである。
その場合、あまりに年齢が離れた販売員だと、こちらの状態や悩みをわかってくれるのかなと、思わず危惧してしまわないか?

現に、この度の私のケース。「時期おりおりで保険を見直すように体型も見直しを」をはじめとする一連のアドバイストークにてセールストークは、若い販売員では、まず出てこないと想像する。
トークにも、販売員の生活や人生における「体験」が滲み出るのだ。

本当、どうしてだろうね、人に夢を与える衣料品や化粧品に中高年の販売員が少ないのは?