日曜日の朝、現場に向かう電車の中で突然に見舞われた、「頻繁にトイレに行きたい感」と、こらえていると額に汗の玉がびっしりと浮かぶほどの腹痛。
家を出る前にお手洗いはすませ、残便感もなくすっきりしているのに、たまにこんな日がある。
症状は、決まって電車の中であらわれ、強い下腹部の不快感と、痛みを伴う。
痛みは、シクシクした鈍痛の合間にキューッと差し込むような疝痛が襲い、立っているのも辛い時がある。
朝、すること(=通じ)は終わっているので、当然ながら、腹痛と共に「トイレに行きたい感」から、例えば駅などの公共トイレに駆け込んでも、新たな排便はない。
ただ、痛いだけ。
この痛みが、もう、体験した者でないとわからない不快感を伴うだけに、つらくてたまらない。
何と言うか、こう、腸が動きすぎている感じなのよね。
「どうしてこんなに活発に活動するの?」
と、我が腸にお尋ねしたいよ。
実は、こんな症状、過去にもあった。
娘が大学に入った、2004年頃。
月に、23日から26日、現場に入っていた。
当時はデモンストレーター以外の仕事もしていたから、土日はもちろん盆も正月もなく、4ヶ月ぶっ通しで仕事をしていたこともあった。
でも、疲れは感じなかったんだよね。
「稼がにゃ」
と思っていたから。
むしろ、びっしりと仕事があることが嬉しかった。
それが、数ヶ月後、、、。
「手洗い、すましているでしょ? 残余感もない。何で、こうなの?」
と疑問に感じながらも、現場に向かう途中、痛みと強い排便感で幾度トイレに駆け込んだことか。
かくも強い痛みが、あらら、現場に着くと治るのだ。
ピターッとではないにしろ、仕事が出来る程度にはおさまるのた。
だから、私もあまり深刻にはとらえていなかったけれど、、、現在にして想う。
あれは、身体が必死でメッセージを送っていたのだと。
「休んで。お願いです、休んで下さい」
と、現場に向かう途中で、本当は疲れ切っているはずのカラダが脳に指令を出す。
ところが、
「稼がにゃ」感に支配されている脳は、
「全然疲れてへんのに、何で休むん?」
と、それを笑い飛ばす。
結果、カラダとココロがアンバランスな状態となり、私は1ヶ月後、喉から出血してしまった。
仕事は、、、休まざるをえなくなった。
これって、、、人気作家、夏木静子氏が遭遇した「椅子に座れない」くらいに激しかった腰痛にも似たケースよね。
夏木氏も、
「新たな境地に挑んだ伝記小説も好評だったし、連載もいっぱい抱えている。仕事絶好調」
と自分でら思っていたので、腰痛がまさか心身症からきているとは予想だにしなかったとか。
この11月。
ありがたい(?)ことに、仕事はたくさんいただいている。
だからこそ、日曜日の朝に見舞われた症状は何かの前触れかも知れないと肝に命じ、過度にならない程度に手抜きもしつつ、ごまかしごまかし、こなしたい。
写真は、3人の孫。
この子たちのためにも、元気で明るいばあばでいなければ。