過疎地問題と東京一極集中は、合わせ鏡。

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今日から2日間、仕事。どちらも滋賀県中部の大型スーパーに行く。
週末は働き、他の日はのんびり。これが我がワークバランス面で最適のようだ。


仕事柄、いわゆる過疎地と呼ばれる地域へもずいぶんと訪れた。
そのたびに、そこの景観やバスの本数などから、年毎に深刻となる過疎地問題に触れるわけだが、これは、日本の「東京一極集中」と、実は密接に関連している。というか、合わせ鏡ね。


東京一極集中。考えれば怖いことだ。何かの原因で東京が麻痺してしまえば、日本全体が機能しなくなるのだから。非常にハイリスクな現象。
つまり、過疎地問題は過疎地に住む人ばかりでなく、日本人全体の課題なのだ。


写真は、現在では超がつく過疎地と化したわが故郷を走るタクシー型バス。
採算の関係で民間バスはとうに撤退し、その後に走らせた市の循環バスも同じ理由で数年で廃止。結局、地元のタクシー会社の大いなるボランティア精神のもと、日に数回、最寄駅までの道を走ってくれている。


過疎地では、車が運転出来ない者は具合が悪くても医者にもかかれない。
とは言え、彼らとてかつては「東京一極集中」となってしまった現在の日本を支えた人たち。その彼らの
「生まれ育った地で死んでいきたい」
気持ちを尊重して、どこに不都合があろう。