アヤハディオ吉祥院でのペットフード推奨販売から帰ってきた。
ドッグフード3kgは平常価格より100円値下げ。
キャットフード2kgは同300円値下げ。
このことと無関係ではないだろう。
当店にしては決して来客数は多い方ではなかったのに、よく売れた。
かつてアヤハディオ大津店で同商品をデモした時、お客様に言われたことがある。
「あんたとこは、何で、値下げせえへんの? いつ来ても定価やん。アイムスさんや
ヒルズさんかて、セールする時はするで。たまには、値段下げえや。それが、客に対
するサービスっちゅうもんや。うちの柴は、二匹ともあんたとこのフードを食べてん
ねんで。ただの100円でも値下げしてくれたら、どんなに助かるか」
このご要望をメーカーの宣伝販売を仕切っているエージェンシーに伝えたところ
「商品の差別化の意味もありまして。アイムスさんみたいに、値下げしたら売れるみ
たいな路線を狙ってはおりませんので」
という返事が返ってきた。
ふうん。
かわいいわんこやにゃんこが喜ぶのなら価格は関係ないと、想定しているのね。
それも一理あると認めた上で、
「うちの商品は素晴らしい。値下げすると売れないなんて、それではうちの価値が落
ちる。本当に価値のわかるお客様に買って頂きたい」
なんて発想、ちょっと傲慢だと思わない?
買う立場の消費者の気持ちをわかっていないと、思わない?
リピーターの人にとっては、そりゃあ、少しでも安かったら嬉しいし、新規の人に
とっても
「今日はこの値段か。いつもは高くて買えないけれど、この値段なら、一回買って試
してみよう」
という気になる。
その結果
「やっぱり噂の商品やなあ」
と見直され、リピーターになってくれたら、万々歳じゃないの?
もっとも、こういう発想、素人なのだろうか?
絶対、絶対、値下げしない商品も、世の中には多いしね。