ストレスと味覚

くよくよせず、元気を出そうやない。

 イライラするとしょっぱいものが食べたくなる私。
 昨日もイカの塩辛をたくさん胃に詰め込み、胃痛におそわれ、大変だった。

 仕事仲間の一人は、私とは逆に、落ち込んだりストレスがたまると、やたら甘いものが欲しくなると
言う。
「土産にもらったもなか一箱25個を、三十分で食べたこともある」
 とか。

 はあ? もなか25個ねえ!
 甘い物は好きだけれど、ほんの少しでいい私には、ちょっと想像出来ない。

 以前に紹介した。
 イギリスのジョン王は桃を食べ過ぎて、
 オーストリアハプスブルク家のフリードリヒ三世はメロンの暴食で、
 いずれもおなかをこわし、脱水状態になって、昇天した。

 ふと想ったのだ。
 彼らの死因は、直接的には桃でありメロンなんだろうけれど、実はストレスが大きく関与していたの
ではないかと。

 だって、桃にしろメロンにしろ、命を落とすほど大食出来ますか?

 一国の王である。相応のプレッシャーはあっただろう。
 それが、桃なりメロンなりの暴食につながり、彼らの命とりになったのだ。