今年は原稿を書きためる。
来年はマネキン十年目。節目として体験記を出版したいと考えている(紙の出版にこだわってはいな
い)。
もっとも、予算面で自費出版は無理なのでスポンサーを探さないといけないな。
……なんて、その前にきちんとした原稿を書きためないといけないな。
そのためにも、お酒は寝る前の一杯だけにしよう。
これまで通り安酒をがばがば飲むのではなく、高級酒をほんの一杯。
最低でもいいちこだ。
お酒が入るとろくなことはない。
まず、文章は絶対に書けない。
夏に賞をいただいた童話は酒の勢いでキイを打ちまくって完成させたけれど、あんなのは例外中の
例外であって、ストーリーは面白いものが出来ても、文体は細かいところで破壊されている。
そりゃ、酔って書いているんだもの。
酔って、本当にいい演奏は出来ないのと同じ。
それとね、ネットで知り合った同世代の女性に、子育てが終わった四十代後半から税理士試験の勉
強を始め、昨年みごとに全科目合格を果たした人がおり、詳しく話を聞いたんだけれど、彼女、勉強
をスタートさせた時点で唯一の気晴らしだったお酒を断ったと言うのね。
「それくらいしないと目的を果たせないと思った。女手一つで子どもを育て、介護もかかえていた私
には、晩酌が何よりの楽しみ。でも、飲んでしまっては、参考書を開けないでしょ」
原稿を書くのもそうだと思う。
大好きなナニカをやめてまでも、という気迫がないと、人間は楽な方に流れるのだ。
お酒は寝酒の高級酒を一杯だけ。
これが果たせたら、違ってくるはず。
出版の夢が果たせなくても、他の益があるに違いない。
第三者に宣言しないと不可能なので、酒好きが集まる某サイトでさっそく宣言した。
ここでも宣言しよう!