日本も面白い

今日、今年年末の旅行先、アメリカとロシアも視野に入れて検索をしてみた。
 この両国。やはり高いわ。私にはまだ手が出ない。

 どうして、中国かオーストラリアかアメリカかロシアかというと、大きな国に自分を置いてみたい
のね。
 あと、中国は中国史が、アメリカはジャズやロックなどのポピュラー音楽が、ロシアはロシア・ソ
ヴィエト文学が大好きということがある。
 オーストラリアだけが何もないのだけれど……うーん、児童冒険小説の傑作「宝島」の舞台がオー
ストラリアだったよね、確か。

 とは言え、日本も面白い国よ。
 
 仕事で近畿一円を日常的にまわり、時に北陸や中部にも足を伸ばすけれど、本当にそれぞれの地域
にそれぞれの文化があり、人は、その中で精一杯生きてきたことがわかる。
 例えば湖北に伝わる味噌食は、湖北ならではの風土の特性から生まれ、育まれた。
 伝統は十二分に「科学的」なのだ。

 文豪トルストイが、大作「戦争と平和」の中で伝えたかったメッセージの意味を、この仕事に就い
て一段とかみしめている。