ああ、立替金(溜息)

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昨日は、今やその名を繰り返すまでもない、某乳酸菌飲料のデモ。
定番も含めて完売。
ただ、試飲量も半端ではなかった。

「私は、もうあの仕事は降りました」
仲間からのメールにあった。
「立替金がすごいから。あの仕事が月に数回はいると、正直、昼食は残りご飯でこしらえた
おにぎりとお茶だけ、なんてことになるんです。ちょっとおかしいですよ。確かにこちらは
仕事をもらう立場。メーカーや代理店に意見を言ってはいけないんでしょう。でもね、我々の頑張りもあって、あの商品は知られ、売れるようになった面もあると思うんです。我々が気持ちよく仕事をしないと、いずれ限界がくると、私は感じていますよ

離婚して、一人暮らしの彼女。両親は既になく、きょうだいとも疎遠。マネキン業の他に仕事
を持っているわけでもない。
高額の立替金を要する仕事は避けたいのが、本音だろう。

私自身、ここ十年来の大きな問題が解決した後も、いぜん立替金の捻出に苦しんでいる。
「今の仕事でなかったら、あなた、もっと早く問題は解決していたんじゃない? 一日に福沢
諭吉が、時に何枚も飛んで行って、しかもそれがおよそ一ヶ月後に返ってくるなんて、お金に
ゆとりのある人でないと出来へんやん。現場に行く交通費もかかるし」
親友にも言われた。

マネキン業は、女性にとっては自らの生活体験をいかすことの出来
る、いい仕事なのだ。
そして、販売促進の一角を担ってきた「史実」を、メーカーも忘れてはいけない。

だからこそ、立替金の問題を何とかして欲しい。
個人的には、立替金だけでも一週間以内に精算してくれたら、もっと笑顔で仕事が出来るのに
と訴えたい。


写真は、能登川のフレスコを訪れた時に撮ったもの。
能登川は、マネキンの仕事三回目で、初めて踏んだ土地。
あの時の担当の三共製薬は、現在、他社と合併しているね。第一三共製薬か、そんな名になっている。
時の流れを感じる。