平凡は退屈だけれど幸福でもある


ゴールデンウイーク明けの今日。
いつもと変わらない日。

朝起きて、ご飯と味噌汁の朝食を食べて、洗濯機をまわしながら部屋に掃除機をあてて、近所のスーパーに買い物に行って、、、。
実は、これが、単純にして究極の幸福だったりする。

こう感じることが出来るのは、どこかのスポーツ新聞が掲載していた下の記事の内容に、現在の私自身の心と似通ったものを見出したからかも知れない。


「今回の五輪で韓国のキム・ヨナが金メダルを逃したのは、他でもないヨナ自身がチャレンジ精神を失ったことが原因。コンテストの場数をこなすうち、競技は彼女にとって単にこなすものに変わってしまっていたのだ」。


この仕事を始めて11年目。裏のからくりも知ってしまって、ホンマ、「その日の現場を無事につとめあげたらいい=こなす」になってしまっているわなあ。

「業界の先端にして末端に属し、不安定で、労災の保証もない、こんな仕事にいつまでもしがみついていたらアカン」と、強く感じつつ、さて、他の仕事のあてもない現在、ダラダラと仕事を「こなす」しかない。

これは、しかし、贅沢な「日常」
平凡は退屈ではあるけれど、幸福でもあるのだ。