にが~い。でも美味し~い。

昨日に続き、今日も京都府内の某店でアイスコーヒーのデモ。お客様には、無糖と微糖、二つのタイプを飲み比べしていただく。

昨日のデモで少し意外だったのは、微糖タイプより無糖タイプの方がずっと評判が良かったこと。
ことアイスコーヒーに限れば、少し甘味があった方が全くないのよりは美味しいと思うけれどね、、、個人的に。
と言うのは、コーヒーの美味しさには香りの良し悪しもかかわっており、その香りがアイスはホットに比べて弱いという気がするからだ。
だから、私自身は無糖のアイスコーヒーを飲んでも苦いとしか感じないのだが、まあ、ここいらは好みだろうね。
苦味が好きな方もいる。

面白いのは、無糖アイスコーヒーを購入する大半の人が、試飲するや「わっ、にが~い」と顔を一瞬しかめるのに、すぐに「でも、美味しいワ」と続けること。
三日前に舞鶴で実施した手作りジュースのデモと同じ反応をするのだ。
あの時は「酸っぱ~い。でも美味し~い」、今回は「にが~い。でも美味し~い」。

これ、行動パターンとしてみると、なかなか興味深いものを含んでいるね。
最初にバーンとインパクト(それもマイナス要素が強い)を与えておいて、一呼吸おいて「美味しい」とプラス要素に転じさせる。
追求してみると、消費者心理のある面が浮かびあがってくるかも知れない。

なお、暑くなるとカラダは酸味や苦味をオイシイととらえることは知られているところ。
健康酢やビール、ゴーヤの売上が夏に伸びるのも理にかなっているのだ。

写真は、昨日の現場付近のバス停で撮ったもの。

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