子どもはなぜ甘辛い味が好きなのか?

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土曜日は、兵庫県の内陸部にある三田市で、鶏の照り焼きをデモ。味付けは、「(照り焼きの)もと」を使うから、必要ない。


こういう甘辛系のメニューは、ぶっちゃけ、子どもに大受け。香りもよく、お客様の中ではまず子どもたちが足を止め、試食していく。つられて、大人も試食。


食べた子どもに

「ママー(あるいは、ばあば)、美味しい。これ、買ってぇ」

とせがまれ、

「んもぅー、困ったね」

と言いながらも

「でも、ホンマ、美味しいもんね」

と、お母さんなりおばあさんが、デモ担当商品の「もと」を買い物カゴに入れていく。

 

いつものパターンだ。

 

以前から疑問に感じていた。

「子どもはなぜ甘辛い味が好きなのか?」。


検索をかけたところ、どうやら動物本来の防御本能と関連しているらしい。

皆さんご存知のように、味には「甘味」「辛味」「酸味」「苦味」「旨味」の5種類があるのだが、うち、「酸味」は腐敗物を、「苦味」は毒を連想させることから、この2つの味のみは後天的な食の学習行為によって口に出来るようになるそうな。


なるほど。そう言えば、「酢の物」や「ピーマン料理」が好きな子どもって、あまりいないな。

となれば、そこは大人が味付けや食材の組み合わせや盛り付け方などに工夫を凝らし、何とか子どもに食体験してもらって、おだてもして、そのうち「自分の方から」食べる方向に持っていくしかないか。


これは、しかし、大人にとっても楽しい「挑戦」のはず。大人も学ぶ面が多いからね。


写真は、三田市にある三輪神社。