デモンストレーターも生身の人間だ

ああ、疲れましたな。
肉体的にではない、精神的に。
クタクタ。
最低限の家事(つまり調理は炒め物)を済ませた後、ずっと横になっていた、、、ショックで。

あのですね、明日は台風の影響で午前10時までにJR西日本は全線で運行をストップするとの情報は、午前中に入ってきた。

なのに!
明日の担当メーカーの営業は
「デモは予定通り実施するから現場に行って欲しい。9時半に店に入り、電車が10時に止まった後も店で予定通り18時まで仕事をし、その後もまだ電車が止まっていたらタクシーで帰ってくれていい」
と言っていたとか(予定を変える場合は書類を何枚も出さないといけないのかな? 組織とはそんなもん)。
そこを、派遣会社の営業に間に入ってもらって幾度も話し合い、明日のデモは延期となった。
ホッ。

タクシーO Kったって、あなた、滋賀県中部の町から京都までよ。琵琶湖大橋や高速は閉鎖されているに決まっているから、ぐるりと遠回りをして山を越えて京都まで走る。台風の中、そんな奇特なタクシードライバーがいるかいな。

それにしても、このメーカー営業、こんな発想、どこから出るのだろう? 営業マンなら常識がないはずはないので、もしかして、滋賀のその町と京都との距離を知らなかった可能性があるね(他の土地からこちらに転勤してきたばかりだったりして)。

ホテルに泊まるにしても、部屋があるかどうか(台風の時などは混んでいるものだ)わからないし、下手すりゃ駅のベンチで世を明かさないといけない。
まあ、時節柄、凍死はしないだろうし、駅員さんも毛布を貸してくれたり、中の一角で眠るようにしてくれたりと、それなりの配慮はしてくれるだろうが(ここは日本だ)。

そんなことより、、、ああ、我々デモンストレーターって、、、。
我々だって、生身の人間なんだが。

「仕事を出す側」は強い。
「仕事を出される側」は弱い。

立場が違う。
それは確かなのだが、、、。