格安は脅威~女性は低ギャラで仕事をうけがちなんだけれど。

某派遣会社より、仕事打診があった。
現場は、近畿の、いわゆる過疎地。
遠方手当の額を聞いて愕然とし、即、お断りした。

電車に乗る時間だけなら2時間と少し。が、自宅から最寄駅まで歩く時間と、同じく現場である店舗最寄駅から店舗まで歩く時間を入れたら、重いカートをひいていることではあり、2時間半近くかかる。
かつ、仕事内容が調理を伴うものなら、指定された時間ギリギリに店舗に入るわけにはいかない。
交通の不便なところは電車の本数も少ないから、朝、うんと早く自宅を出ないといけない。

先だっての湖北での仕事だって、店舗の最寄駅に8時50分に着く電車でないとメーカー指示の入店時間に間に合わないため、私は6時20分に出発した。
前日、やはり決して近いとは言えない伊丹で仕事をした後だったから、けっこうハードだったよ。

それでも仕事を受けたのは、そのしんどさに見合う遠方手当をつけてくれたからなのだ。
なのに、今回のメーカーは、、、。

ここいらの事情。デモンストレーションを企画する側はわかっているのだろうか?
いや、メーカーから仕事をとってくる派遣会社の営業も、我々に仕事を振り分ける派遣会社の人選係も。

もっとも、本当にやりきれないのは、そんな悪条件でも「行きます」とか「使ってくれるだけでもありがたい」とか言う同業者。
この間も、電車の乗車時間だけで片道3時間半かかる現場に遠方手当千円(!)で行ったと語る同業者に会ったが、、、私、返したかったね。
「そんなんで行っちゃダメ。もっと交渉しないと、、、仲間のためにも。低い手当で行く人がいるから、我々は舐められるのよ!」と。

ああ、しかし、格安って脅威だわなあ。
格安は、ややもすれば女性が選択してしまいがちなのだが、、、どんな分野でも。