時間よりも労をとる~返済の苦しみは無駄にはならない

明日からまた仕事。

現場が遠方なのに加え、立替金もそれなりにかかるメニューのため、雨の中をテクテクと歩いてゆうちょ銀行まで出かけ、貯金を下ろした。

ぶちまけた話、今日みたいな天気の時には自宅近所にある他銀行でおろした方が面倒ではないし、いざとなればキャッシングという手もあることを知っている。

しかーし、である。

他銀行からゆうちょに預けてあるお金を出すと、まぎれもない自分のカネを扱うにもかかわらず、その行為には「手数料」という名の108円を支払わないといけない。
これがもったいなくて仕方がない。
108円のために、雨であろうが風であろうが歩くのだが、こういうのをケチと言うのかな?
まして、利息がかかるキャッシングなど、とんでもないよ!

108円の金を惜しんで、時間よりも労をとる私の行為は、多分に借金の返済に苦しんだ過去の体験からきている。

あの苦しみ! 借金を完済して7年以上経った今なお、忘れられない。
本当に、1円、5円、10円、、、など、小銭の重みを感じ続けたものだ。
だって、1円不足しただけでも口座から返済金は落ちないんだよ!

借金返済の苦しみに比べたら、雨の中を足元を汚しながら手数料なしの銀行まで歩く労力など何ともないし、欲しいものを我慢するのも苦痛ではない。

逆説的にとらえるなら、借金返済の体験が、その後の浪費の歯止めと節約志向になってくれているとも言える。

現在借金をかかえて苦しい思いをしている人。
あなたのその苦しみは、決して無駄にはならない。