一因として、ネットの普及があげられると思う。
駅の待合室、電車の中、街中のカフェ、、、などなど、とにかく人が群れるところに身を置き、まわりをようく観察してごらん。
スマホをいじっている人が多いことに驚くはず。
もちろん仕事やプライベートでの連絡やら時刻表の確認やら、必要なことでいじっている人もいるのだけれど、チラリと見えてしまう画面から、ゲームやライン、インスタグラムをしている人も、けっこういるとわかる。
すなわち、いつでもどこでも「つながって」いるのだ。
この、いつでもどこでも「つながって」いる状態。
一歩間違うと、嫉妬を生み、見栄の張り合い、ひいてはマウントにつながる。
「車を買い替えました。今度は◯◯です」
「憧れの□□のバッグをお得にゲットしちゃった」
「今、彼と、レストラン▲▲にいます」
「友だちとホテル◇◇でランチ。ここの▽▽コースは美味しいんですよ」
云々と、SNSで友人知人の写真付きシアワセ投稿を目にして、内心ザワザワしたものを覚える人は少なくないはずだ。
結果、「自分だって、車くらい、バッグくらい、彼氏くらい、贅沢ランチくらい」と思い、背伸びしてしまいたくなる時もあるよなあ。
その背伸びが行き過ぎ、各方面の依存に結びつかない保証が、どこにあろう。
写真は、大阪吹田市の某現場近くで撮ったもの。
木は背伸びしないね。