デモンストレーションもスカートからパンツへ

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オフの昨日は、晴天だったこともあり、午後から京都御苑内をブラブラ。やや汗ばむ程度の、良い運動になった。
もちろん、ウェアはパンツスタイル。

仕事場でも、私たちデモンストレーターは、全員ほぼパンツルック。スカート姿のデモンストレーターは、ぶっちゃけ、100人に1人くらいかな。

別にパンツを強制されているわけではないのだが(一般に、デモンストレーター派遣会社の就業規則では、派手でなければスカートでもパンツでもどちらでもいいことになっている)、主に機能性、さらには保温性の面からも、どうしてもパンツになってしまうのだ。

ピンとこない方も多いと思うけれど、デモンストレーターは、少なくともはたで見るよりはずっと肉体労働である。
担当商品の品出しを任されることも多い。
スカートで品出しは、はっきり言って動きにくい。

プラス、現場でもある売場は、真夏でもひんやりしている場合がほとんど。
この点からも、パンツでないと身体にこたえるんだよねえ、、、。

もっとも、十数年前までは、メーカーや店舗、担当商品によっては「パンツ不可」があった。
例えば、某アイスクリーム社がそう。

ここのデモは、真冬でもスカート着用が義務。私も含め、デモンストレーターたちは皆ふるえながら業務をこなしていたっけ、、、足元はパンストではなくタイツをはいていても、スカートの裾から絶え間なく冷気が入り込むからだ。

それなのに、それなのにですよ。デモの様子をみにくる営業のお姉さんたちは、押し並べてパンツ。
「ちょっと! 私たちが規則通りにスカートをはいて寒さに耐えて頑張っているのにィ」
との不満がデモンストレーターたちの間で密かにかわされるようになり、それがメーカー側の販売促進部に伝わったのかどうか、いつのまにか
「デモの時の服装はパンツでもいいですよ」
となった。

まあ、自然な流れだわな。
だとしたら、これでいいのだろう。

「歌は世につれ世は歌につれ」のごとし「服は世につれ世は服につれ」。

少しテーマから外れてしまうのをお許し願えるなら、女性がきものを着ることが少なくなったのも、きものが女性の日常的なライフスタイルに合わなくなったからなんだよね。
スカート離れやパンスト(ストッキング)離れも、それと似た現象かも。

写真は、京都御苑で見た、サギとカメ。
どちらも自然体。