「会社、つぶれやしないですかね」を事業主側からとらえたら?

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「会社、つぶれやしないですかね?」


この杞憂を、規模の大小は問わず事業主側からとらえてみれば、それはもう、雇用されている者より何倍も何十倍も深刻に受け止めているはず。
コロナショックのための助成金やら自粛要請に対する協力金やら無利子の融資やら、運良くすべてを利用することが可能だったとしても、焼石に水のところが大半ではないか。
「それっぽっちでは、1ヶ月も持たない。もう少し配慮して、対策を考えてよ」
こんな嘆きと哀願が聞こえてきそうだ。


と、こうなると、必ずこんなツッコミを入れてくる人がいるんだな。
「事業は、儲かる時と儲からない時があって当たり前。それも覚悟して起業したんでしょ。だったら、困ったからと言って国に助けを求めるのはおかしい」
「自分で経営していると、私的な出費でも会社の経費として落とすことが出来るんですってね。普段からさんざんごまかしているくせに、何かあった時だけ政府に泣きつくな!」
「サラリーマンと違って不安定な身分なんだから、普段から相応の備えをしておくべき。それをしていれば今回のような事態になっても困らない。自己責任だよ!」。


ツッコミどころの妥当性や正当性の有無は、ひとまず置いて。


今はそれどころじゃないでしょ。
感情的に他人のあら探しをする暇があったら、この百年に一度と言われる有事を全体のものとして、1人1人、自分には何が出来るか考え行動することが、まずは求められるでしょ。


それに、今回のこのコロナショックに関しては「自己責任」とはちょっと違うと思うよ。
そもそも、予測出来る? 紀元前3千年頃からコウモリの体内でしぶとく生き抜いてきたコロナウィルスが、21世紀のこの世で突じょ人間に牙を剥き、暴れだすなんてこと。


写真は、自宅近所の門出神社にて。
この花、何だろう?