動くこと〜人生は拓いていくもの。

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夫に言われた。


デモンストレーターを天職と話すお前の気持がわかるから、今回のコロナ禍における補償などの仲間への情報提供も大目に見てきたが、お前から教えられた仲間はお前に何か教えてくれたか? まったく教えてくれへんやん。困ったと嘆きながらも自分の方からは何もせんと受身のままやん」。


うん。確かに。


夫は続ける。


「情報はギブ・アンド・テイク。今後は(情報を得ても)教えんかったらエエねん」。


いえいえ。それはいけない。
仮にこちらが一方的に情報を与えるだけの関係であっても、彼女たちは、同胞ならではの悩みも打ち明け合えたり愚痴もこぼし合える貴重な人たちである、、、ただ、社会制度などの面に疎いだけで。


まあ、これは、基本的に
「女はおとなしく受身な方がいい」
とされてきた、昭和な世代の女性には珍しい現象ではない。
もっとも、今回のことで、皆、こちらから働きかけないと事態は動かないと気づき始めている。待っているだけでは、嘆くだけでは、ダメだということを。


あちらこちらにアンテナを張り、情報を集め、動くこと。
結果、自分が望むようにはならなかったとしても、一連の行動による自信は今後どこかで役立つはずだ。


人生はやはり自分で拓いていくものだよ。


余談ながら、戦争で父親や夫などを亡くし、食べさせなければならない幼い弟妹や子どもを抱えて焼け野原に放り出された方々に比べると、一応は政府というものがあるだけ、現在の私たちは段違いに恵まれているのではないかな。


写真は亡母。
亡母もまた、戦後、突然に「一家の大黒柱」となり、厳しい日々を生き抜いてきた1人だ。