格差ストレスを避けるために。

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昨日の京の町中ウォーキングの途中で、徳川五代目将軍.家綱の生母、桂昌院の生家の菩提樹の石標を見つけたことは、述べた。


この桂昌院。いろいろと検索をかけてみたが、どうもイマイチ人物像がつかめない。
そもそもの出自からして諸説あるし、将軍の生母、すなわち国母の地位にまでのぼりつめた経緯(いきさつ)も不確かだし、家綱が公布した天下の悪法「生類憐みの令」にかかわりあっていたのか否かも不明。


ただ、低い身分の生まれだったことは確かなようで、そこから、いかなるつてを頼ったのかは定かではないものの、とにもかくにも将軍の目に留まる機会があるだけの職層にもぐりこみ、その場所で頭角をあらわしてそれなりの地位につき、恐らくはありとあらゆる策略を使ったのだろう、、、ついに将軍とお目見えすることが出来、その席で将軍に気に入られたのだ!


ここに至ったのは、運もさることながら、本人の持って生まれた美貌や努力も大いに関係あるだろうね。


その上昇志向には感嘆するし、尊敬もするが、反面、そう頑張らなく、自分なりにベストを尽くしながらもノホホンと流されて生きるのも悪くないのではないかと、還暦を過ぎた現在、痛感している。


例えばですよ。
我が家もそうだけれど、あなた方が、年収◯百万として、
「私の能力なら△百万、いや、□百万の暮らしをしていて当然。なのに、なぜ◯百万?」
と不満を抱いたとする。


この格差ストレスは強烈。


もっとも、現実は◯百万。
これを、まずは素直に受け入れた方が、精神衛生上もよくはない?


ここから、始まるんだよ、◯百万でも楽しく暮らせる方法を考案するのが。


人生は工夫。
その工夫は、時に自己満足やら気休めやら強引なこじつけやら、様々な不定要素を含む。


これで良いのではないか。


少なくとも、私自身、すごく開放された気でいる。


写真は一番下の孫。