物事は準備から〜準備をおろそかにすると結果は出ない。

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(注)4月12日に書いた記事。

 

ズボラしちゃダメだな。
何に?
物事の準備に、ですよ。


どうしてもタケノコが食べたくなり、近所のスーパーで
「朝採り」
と、カラフルなポップで高らかにうたっているのを二本、買ってきた、、、高かったけれど。


ご存知の通り、タケノコは、煮物にするにせよ天ぷらにするにせよ炊き込みご飯にするにせよ、まずは下茹でをしなければならない。
すなわち、穂先とお尻の部分を取り、皮を剥いて縦に切り込みを入れ、ヌカか、なければ米のとぎ汁でコトコトと煮るのだが、これがけっこう時間がかかる。
もっとも、この過程をおろそかにすると、美味しいタケノコは味わえない。下茹でという、多少めんどうな「準備」を経てはじめて、次の段階に進めるのである。


昨日の私は、野暮用が山積していたため、この準備を疎か、正確には茹で時間をじゅうぶん取らず、結果として煮込み時間が長くなり、味がやや濃くなってしまった。
ま、これはこれで、細かく刻んでおにぎりの具にするけれどね、、、タケノコおにぎりは好きなメニューだし。


この失敗を仕事に置き換えると、どうか。
結果は日を見るより明らか。準備不足で見切り発車した案件がうまくいくケースは極めて少ない。


十五年のセールスマン生活の中で、一日平均六台の車を売り続け、「世界一のセールスマン」と称えられたアメリカのジョー・ジラード氏が書いたセールスの指南書は、実にその半分以上がセールスの前段階である「準備」にページを割かれている。
読んでみると、
「健康でいようとか服装をきちんとしようとか、今さら、こんなことが?」
と感じる「準備」が多い。
つまり、それだけ、もっとズバリ述べれば「今さら」の当たり前なぶんだけ、気がつかないうちについダラけてしまいやすいということなのだろう。


物事は準備から。
フィクションの執筆だって、まずはストーリーと並行したプロットありき、でしょ。
個々のシーンのセリフだとか細かい表現は、書き進めながら修正していったらいい。


料理も仕事も、イメージだけでもいいから大まかな設計図をえがき、それを実行に移す際には基本的なこと=準備は手を抜かないこと。


これは簡単そうで、実はなかなか出来ないことだ。


写真は一番上の孫。