あらあら、違うサンプルが送られてきた。

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(注)8月22日に書いた記事。

 

昨日の「サンプル消えた」騒動。
臨機応変に対応出来たからよかったものの、デモンストレーション現場であのようなハプニングは珍しくなく、時に大きなクレームにつながる可能性もあるし、実際にあった(私は当事者ではないが)。
本当に、この仕事、1日として同じ日はないのだ。


6、7年前だったか。兵庫県の某ローカルスーパーを、健康飲料のデモをする目的で訪れた。
商品担当者に挨拶をし、届いていた試飲サンプルを確認したところ、あらあら、どこでどんな手違いがあったのか、デモ予定商品とは違う商品のサンプルが梱包されている。
すぐに派遣会社を通じて代理店に連絡。代理店はその店担当のメーカー営業に電話。ところが、、、。


「(店担当メーカー営業の)上司の方がどうしてもつかまらなくて、、、ごめんなさい。上司様からこちらに連絡があるまで、もう少し待機していて下さい」
折り返し電話をかけてきた代理店の女性は、本当に気の毒そうに言った。
「その方が(今回のデモの)すべての責任を担っていますので」。


30分、40分、50分。時間だけが過ぎていく。
1時間過ぎても事態は変わらなかった。
上司さん、ゴルフにでも行っているのかね。
こういう時の「時間の流れ」は遅いんだよねえ。


結局、
「届いているサンプルと同じ商品が店でも売られているはずなのでそれをかき集め、サンプルを試飲品にして、デモして下さい」
と通知があったのは、2時間近く経ってから。
10時スタートが12時スタートになってしまったのだ。


幸いなるかな。
店舗の担当者やその下で働くパートさんたちがこのことに大いに同情してくれて、全員がお客さん1人1人に
「こんなデモやってんねん。飲むだけでいいから、寄っていって」
と声かけ。
デモ場所は大賑わいで、商品もコンスタントに売れ、終了時間を30分早い17時半に完売することが出来た。
ホッとすると同時に、大いなる爽快感!


まあ、過ぎてしまえば、思い出の1つである


ちなみに、そこの店舗は、お客さんと店の従業員との関係が、良い意味でフレンドリー。
地方のローカルスーパーには、まだまだそのような雰囲気が残っている店も少なくなく、そんなところは大型スーパーや商業施設と一体化したスーパーには真似出来ない強味だと感じるのだ。


写真は、昨日の現場の店(商業施設内のスーパー)近くに咲いていた花。