ゴミの分別から考える

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某店で清掃の仕事をしている人が嘆いていた。


「(ゴミの)分別をしてくれないお客さんが多い。ゴミ箱に仕切りをして、燃えるゴミ・燃えないゴミのシールをそれぞれに貼っているし、ゴミ箱の近くに分別をお願いする提示POPも添えているのに」。


そうなんだよね、このことは、様々な現場をまわっている私も感じている。で、守らないのは、圧倒的に大人。子どもは、学校や学童保育所などで常々指摘されているのだろう、ほとんどが分別してくれる。


もっとも、その大人たちも、各家庭ではゴミはきちんと分けていると思う、、、なぜなら、そうしていないと、ゴミ置き場にゴミを置いていても収集してくれないからね。
つまり、公の場では
「分別なんて面倒。ま、人が集まるところでは自分1人くらいしなくてもいいだろう。清掃を担当する者もいるんだし」
と、なるのだ。


しかーし、想像したことある? 鼻をかんだティシュも氷水が入った飲みさしのジュースカップも吐き出したクチャクチャのチューインガムもいっしょくたになったゴミ。ゴミ袋を取り替えた清掃人が、バックヤードで手袋をはめて袋をかき回し、1つ1つ分別しているのですぞ。


ゴミの分別は大きな問題ではないかも知れないけれど、、、現在、青息吐息であえいでいる地球を見るにつけ、この星をいじめ抜いたあげくに本来の姿を破壊し続けているのは、私の世代も含めた、他ならぬ「大人」かも知れない。


写真は、3人の孫。
この子たちに、「美しい」「素晴らしい」と感じる地球を残してやろう。