私は、デモンストレーターという、この仕事が大好き。

今年の仕事納めは12月26日。現場に立っていて、つくづく感じたね、私はデモンストレーターという、この仕事が大好きだと。

そのことと関連あるのかどうか、体調や精神状態が悪くても、症状がよほどひどくない限りは、イザ売場に入れば自然にオシゴトモードに入ることが出来る。

販売が好きなのではない。
人間が好きなのではない。
言葉を操ることが好きなのだ。

例えば、毎年、暮れの仕事では、セールストークに来年の干支を取り上げた内容を織り込む。

とり年には
「来年はとり年です。とりのように羽ばたき、上がっていく年です」
いぬ年には
「来年はいぬ年です。いぬのように、力強く、かつ賢く走るとしです」
うし年には
「来年はうし年です。うしのように、どっしりと地を踏み、着実に歩む年です」。

今年は
「来年はたつ年です。たつはりゅうです。りゅうのように、高く高くのぼっていく年です」。

そして、それに続く文句は
「そのためには、ともあれ健康でなくてはいけません。輝かしい◯年(◯には干支を入れる)の始まりの日、ぜひ△商品(宣伝販売担当商品)をご利用下さいませ」
と決まっている。

このトーク、受けるのよ、ホンマ。
どの年でも
「おねえさん、オモロイこと、言わはるなあ」
と、笑いながら、担当商品をカゴに入れて下さるお客様、少なからずいる。
それが嬉しい。

言葉が好き。
もしかすると、ずっと苦しめられてきた吃音(どもり)は、それゆえだったのかも知れないなあ、、、言葉に人一倍関心があるという証拠。