正月から働くわけ〜今年もよろしく

(注)7年前、2017年の今日、書いた記事。

 

1月3日、初仕事。

恒例になった押し麦の宣伝販売で、大阪南部にある大手スーパーを訪れた。

 

「恒例になった」と、わさわざ書いたのは、毎年この日にこの商品を担当するのが、ここ数年来、特別な年(正月明けすぐの海外旅行など)を除いての、我が「年始イベント」になっているから。

 

すなわち、この麦を混ぜたご飯にとろろをかけただけの「麦とろご飯」を、三が日の最終日にデモすることで、仕事に関しては「初」気分を味わい、気持ちも新たにさせてもらっているのだ。

 

よく聞かれる。

「三が日最終日とは言え、どうして正月も働くの? 生活が大変だった昔はいざ知らず」。

 

ううむ。

この質問、実は家族からもされる。

その都度、私は答える。

「一足先にご馳走三昧でダラリンダラリンの正月気分を抜けたいし、正月に働くと特別手当も貰えるんだよ。電車も混まないし、駅も人が少なくて、気持ちばかりでなく物理的にもゆったり」。

 

もっとも、本当のところは、単なる貧乏性かもね。

ある階層に属する方々には、

「うちは、夫婦共々、死ぬまで働かないといけなきんです」と言っているし、人それぞれ価値観は違うから安易に発言出来ないけれど、10年後20年後の自分を想ってみて、「働いていない私」のイメージが浮かんでこないんですよ。

どんなにゆとりがあっても、趣味やボランティアだけに生きるライフスタイルはしないし、出来ないだろうな。

働いていないと不安なのだ。

これは、収入だけの問題ではない。

 

ま、働くこと、嫌いじゃないし。

 

今年もよろしくお願いします。