腸活〜便秘とその反対の症状はつながっている?

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正月三賀日の最終日。

 

ここ数年、基本的にこの日は「三日とろろ」の別名でも知られる麦とろご飯のデモを担当することになっているのだが、今年はパス。
同日にある小学校の同窓会に出席するためだ。
来年からは、再び例年通りに担当することになるだろう。

 

山芋をすりおろした、いわゆる「とろろ」をだしで伸ばし、麦飯にかけて食べる、素朴な味わいの麦とろご飯(=三日とろろ)。
お節をはじめとするお正月料理に疲れてきた胃腸を休めると同時に、その年一年の無事を祈る意味合いから、主に関東地方で1月3日に食べられてきたと言う。

 

「食べられてきた」と過去形で書いているのは、正月最終日に麦とろご飯に親しむのは、今や関東に住む人たちだけではないから。

 

私の体験では、性別年齢を問わず、
「正月にエエもんばかり食べて野菜をとらんかったのと、季節が季節やから身体が冷えて腸の働きがおかしゅうなってもうた」
と嘆く人にも、この麦とろご飯は大人気ね。

 

確かにお正月に食べる食べ物には、鍋と煮しめを除けば、野菜が少ないわなあ、、、焼鯛、珍味、刺身、かまぼこ、焼豚、ハム、すき焼き、、、。
お節だって、たたきごぼう紅白なますなどの野菜メニューもあるが、大半はタンパク質系だ。
結果、野菜に多く含まれる繊維が不足して便秘気味となり、苦しむ人は決して少なくない。
その点、麦と山芋を使った麦とろご飯は、少なくとも麦は野菜ではないにしろ、繊維たっぷりだわなあ、、、。

 

「便秘なんて、便が出ないだけでしょ。別に問題にするほどのものでもないんじゃないの」
とおっしゃるあなた。
仕事で接してきた、医者にかかっても改善しない頑固な便秘に悩んできたお客様たちの話によると、そんなものではないらしいよ。

 

「お腹が張って、鈍ーい痛みがいつもあるし、肌も荒れて、吐き気やのぼせに見舞われる時もある。そら、あなた、カラダにたまった毒素が外に出んのやもん」。
市販の便秘薬をはしごしていると語ったお客さんは、私にそう語った。

 

ううむ、深刻、、、。

 

ただ、便秘に悩むたくさんの人の症状の訴えを聞いていると、便秘とは逆の症状で不快な思いをすることが多い私と意外にも共通する要素も浮かんできた。
この2つの腸の異常事態。
全く関係がないわけではなく、けっこうつながっている?

 

次回に続く。

 

写真は、夫と3人目の孫。