長い目で、じっくりと

 昨日はロイヤルホームセンター物集女店で、ペットフードの推奨販売。

 よく売れた。
 と言うか、よく売れるようになった。
 もともとペッに対する健康意識が高いお客様が多く、そこそこ売れるか、数字そのものは低飛行でも販売員への質問の回数や内容など、反応は良い店なのだけれど。

 担当するペットフードのデモンストレーションをこの店ではじめて二年。
 今更ながらのように
「焦りは禁物。時には長い目でじっくりと物事を見守らねばならない」
 と思い知った。
 種を蒔いてもすぐには芽が出ないように、新商品が認識されるのは、時間がかかるのだ。

 もっとも、ペットフードフードに限らず、最近はどのジャンルも「長い目でじっくりと見守る」ことが難しくなっている気がする。
 世の中の流れが速くなり、結果も急いで出さねばならなくなっているのだ。
 特に、ここ数ヶ月は小売業界全体の売上が低迷していることもあり、どの店舗も一円でも多く売上が欲しいのが本音。
 「良い商品」とわかっていても、動きの鈍い商品は、棚から消されてしまう。

 私個人の性格も短気だね。
 せっかちだと、自他ともに認めている。
 大好きな「赤毛のアン」よろしく、かんしゃく持ちでもある。
 結果、得をしたことは、一度もない。

 誰かに聞いたのだが、
「気が短くて腹立て」な人は、一般に完全主義者で要求水準が高いのだそうな。
 いやあ、こと私に関してはそんなことはないけれどなあ。
 部屋の片付けとか家計簿つけとか、けっこうエエ加減だし。

 ともあれ、焦りは禁物。
 担当商品を長い目でじっくりと育てていきながら、私自身も自分を改造していこうと思う。