映画を観ていて、
「この役は他にもっと適役がいるのでは?」
と感じたり、
歌を聴いていても
「こんな歌は彼(彼女)には合わないなあ」
と思うこと、けっこうあるよね。
私たち試食販売の世界でもそうだ。
先日、どう見ても七十歳を超えている女性がアイスクリームを売っていた。
ちょっとねえ!
そりゃ
「孫に買ってやろう」
と、同世代のお客さんが近づいてくるケースもあるだろうけれど、イメージ的に若い女性の方が
合っているのでは?
また、男性のマネキンも数は多くないもののいることはいて(大半はメーカー営業)、ある時、紅
茶の試飲をしているのを見たが、この男性マネキン、真っ黒に日焼けした、筋肉隆々のおっさん。
声も大きく、百歩ゆずっても「紅茶」を売るタイプではない。焼肉や鮮魚ならぴったりだが。
逆に、高級煎茶を、アイドル歌手っぽい頼りなげな女の子が売っているのにも出くわしたことも。
煎茶の上等なのは、年輩の女性の方が絶対にいい。
お茶のいれ方だって、手慣れているはずだ。
こういうミスマッチ、なぜおこるのだろう。