五月は既に五件頂いているから、これからは五月のことを考えよう。
実は、昨日、滅多にお声がかからない、と言うか登録してあるだけの派遣会社から電話が
かかってきたのだ。
「21日の木曜日から24日の日曜日までの仕事があります。いかがですか?」
と。
残念。この四日間はどうしても私は外せない用事があるのだ。
こんなに仕事を求める中、降ってわいたような話を断るのは、本当に心苦しかった。
我家にゆとりがあれば、こんなことにはならないのだろうけれど。
教育費の負担は大きかったね。我家にゆとりがないのは、この後遺症がまだ続いているか
らだ。
それでも、ネット友の一人は、教育ローンの返済に十年かかったと言う。
「二人とも理系。しかも上は院(修士課程)まで行ったからね。自宅通学でもすごくお金がか
かった。貯金を全部はたいても足りない。でも、最近の理系は院まで行かないと、一般学部
と同じ営業部門にまわされるんですよ」
余談ながら、子どもがいないご夫婦には、ここいらあたりの事情がどうしてもわからない
みたい。
「子どもにバイトをさせたらいいじゃないですか」
簡単に口にする人が大半。
ふうっ。愚痴るだけ無駄か。
理系や芸術系は、実験や実習、実技に忙しく、アルバイトは難しいんですよ。
薬学部に進んだ姪は、四年間お勉強づくめで、アルバイトなど、とんでもなかったとか。
親がふんばるしかないのだ。
まあ、カタツムリ並みのスピードながら、楽になってはきている。
だって、娘の学費を稼いでいた時には、スターバックスのコーヒーですら考えられなかっ
たもの。
ちょうどマクドナルドのコーヒーが100円の時代だったし。
今ではスターバックスに行けるからね。