従業員のBYはきれいにしようね

 昨年に訪れた、近畿地区のおなじみ有名スーパーの某店も、同じような感じだった。

 こちらは、トイレではなく(と言うのは、このスーパー、あくまで巨大ビルの一テナントなる地位でこの地にビジネスを展開していた。トイレはビルとの共有)、休憩室。

 まあ、ひどいの何の。
 シンクには汚れた食器と残飯が小山のごとくたまっている。
 おまけに、その横のゴミ箱は、フタからして油と埃が密着し、カタカタにして黒々(埃が油で固まり、プラスチックのゴミ容器に密着しているわけ)。
 テーブル上には、おにぎりだか何だか、米粒がこびりついており、しょうゆかソースをこぼしたシミがそのまま。

 ぶちまけた話。私は昼食用に買い求めた当店のちらし寿司を、このような環境で食べる気にならず、異常気象(昨年の夏は暑かった)をものともせず、店外のテラスへと移動した。
 風が全くない日で、屋外は熱風吹き荒れるという感じだったが、まだこちらの方が救われた。

 断っておく。私は決して神経質な人間ではない。
 むしろ、その反対。
 部屋が散らかっていたり、掃除が行き届いていなくても、あまり気にならないタイプ。
 その私がこういう気分になったのだから、いかにひどいか、想像されたい。

 この店。立地条件は申し分なかったのに、今ひとつはやってなかった。
 
 従業員用の、休憩室とトイレ。
 外にいるお客様の眼に触れることはまずないだろうに、この二カ所をきちんと掃除ないし整理整頓が出来ている現場は、実は強い!
 なぜなら、真に実力あるものは、人目に触れない箇所でも誠心誠意の対応をこころがけているからだ。